技術紹介 TECHNOLOGY

自然浄化法リアクターシステム®とは

自然浄化法リアクターシステム® は微生物を利用した排水浄化技術の一つですが、通常の活性汚泥法を上回る優れた特徴があります。

特徴

  • 高濃度の有機物を含む排水(し尿、畜産排水、食品工場排水など)を無希釈で浄化処理できます。
  • 馴養が進むと処理槽から悪臭が発生しません。余剰汚泥の悪臭も有りません。
  • 処理槽からハエや蚊が発生しません
  • 脱窒菌の働きにより、窒素除去性能に優れます。
  • 汚泥の沈降性が良く、脱水性も良好です。
  • 標準活性汚泥法、循環式硝化脱窒法などの既存の排水処理施設にも導入できます。

【標準活性汚泥との違い】

  1. 標準活性汚泥法のフロー
  2. 自然浄化法リアクターシステム®を導入したフロー

自然浄化法リアクターシステム®の仕様

自然浄化法リアクターシステム®はステンレス製の容器(リアクター)を培養槽と呼ばれる処理槽内に設置し、リアクター内に腐植ペレットと軽石を充填します。培養槽には返送汚泥の一部を引き込み、汚泥を活性化させたのち曝気槽に戻します。原水の有機物濃度によっては培養槽を設けず、リアクターを曝気槽内に設置する場合もあります。

  1. 標準仕様
  2. リアクター内部、及び通水のイメージ

寸法表

型式 処理水量
(㎡/日)
寸法(mm)
D H1 H2
UCS-50 50 φ553 1,000 1,500
UCS-100 100 φ648 1,070 1,570
UCS-200 200 φ963 1,500 1,900
UCS-300 300 φ1,116 1,600 2,000
UCS-400 400 φ1,200 1,680 2,080
UCS-500 500 φ1,288 1,800 2,150

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